平成最後の勉強会
4月度は平成最後の勉強会として
マネーセンスを磨く読書会を開催しました。
1部
マネーセンスを磨く読書会 テーマは『のれんの正体』
課題図書『暖簾』山崎豊子著
2部
金融ミニセミナー
『正ののれんと負ののれん』
参加メンバーは11名
ざっくり暖簾の背景
大阪の船場の歴史などさらっと講義
そのあとは
横のテーブルでお菓子をつまみながら
各自が本の感想を述べていきます。
主人公がほぼ無一文から
成りあがっていき
戦争⇒預金封鎖によって没落する第一部と
次男が商売人として再起していく第二部
最初は読みにくさも感じましたが
だんだん面白さがでてきてどんどん読めました。
他の参加者のみなさんが思い思いに
本から得た印象を話しているのを聞いて
私と全然違う視点で本を考察しているな~
と感心しました。
女性参加者からは
主人公の奥さん選びのところなどに
突っ込みが入っていて面白いな~とw
私は金融面で主人公が翻弄されている部分に注目してみました。
工場の災害復旧に資金を用立てるのに
店の暖簾を担保に銀行と交渉する部分
預金封鎖により銀行に預けていた資金の大部分を没収され
土地だけが資産として残った部分など
金融面からみても注目すべき描写がされていたなと思います。
ちょうど時代の変わる今
もし同じことが起きたとしたら?
と想像してしまいましたね(^-^;
暖簾からお金の勉強として学べることがあるのではないか?
と課題図書選定をしてくれたのは勉強会に良く参加していただいている春本さんです。
彼女は普段は文学系の書籍を課題にした読書会を主催されていて
マネーセンスを磨く読書会には今までにない読書会の形式として
チャレンジしてくれています。
第2部では勉強会の投資担当講師が登場
企業の会計にでてくるのれん代の話を図を交えて解説してくれました。
話題になったライザップの負ののれん
武田薬品の正ののれん
今爆弾のように大量にのれんが積みあがっている
あの会社の話w
なんとなくですが
読書会で取り上げた『暖簾』との共通項が見えるようで
面白いという感情が湧き上がってきました。
視点が全く違った角度で
『のれん』というものを見た時
勉強の部分がこんなに腑に落ちるものなのかと
不思議に感じます。
参加者からは面白いのでまたやって欲しいとの要望もありましたので
次の課題図書が見つかりましたら
マネーセンスを磨く読書会を企画しようと思います。
興味ある人は要チェックでお願いしますね^^